日本のストリートブランド、viccoreがフィリピン/マニラのセレクトショップ「Season Pass」で取り扱いが始まった。フィリピンは東南アジアながらもアメリカ植民地だった時代が長く、英語圏であることからこれまでにアメリカのHIPHOP文化も受け入れられてきたという経緯があり、自国のHIPHOP/ストリートカルチャーも根付いているため、Supremeなどのストリートブランドの人気も高い。viccoreもマニラ進出を機にフィリピンでのファンの獲得に繋げていく模様だ。
2011年にtagosak氏がスタートし、2015年から本格的に展開を始めたストリートブランド、viccore。ブランドコンセプトは宇宙の『壮大さ』とストリートの『自由さ』の融合。名作シューティングゲーム『グラディウス』からインスパイアされており、プロダクトデザインもどこかコスモの神秘性を感じさせる。
現在、日本では通販を主として展開。キャップやTシャツなどを主力としているが、最近ではラッパ我リヤ「My Way ft KJ(Dragon Ash)」のMVでも山田マンがviccoreのキャップを着用しているのが確認できる。
他にもバトル出身MCの雄猿が「日本語ラップシンドローム」のMVにてviccoreのTシャツを着用している他、フリースタイルダンジョン出演時もviccoreのパーカーを着用していたことから若い世代にも注目を集めている。
viccoreがフィリピンに進出したきっかけはtagosak氏がフィリピン出身の盟友ジョセフ氏に誘われたことからだった。フィリピンでのビジネスの可能性を感じたtagosak氏はこれをきっかけに生産ラインもフィリピンに移して本格的に進出。現在は日本とマニラを往復する日々だという。
気になるフィリピンの反応だがなかなか良い様子。既にフィリピンのメディアでも取り上げられ始めているが、Abaraやloonieといったフィリピン国内で活動する人気ラッパーともスポンサー契約を結び、今後はインターネットを中心にフィリピンでのプロモーション活動も展開していく。
また、tagosak氏によるとフィリピンの高級タウン・マカティへオリジナルショップの進出も検討中とのこと。現在も韓国、そして中国への進出へと動き出しているという情報も掴んだ。韓国、中国共に独自のHIPHOPカルチャーが育っており、ストリートブランドとしての市場の拡大も今後更に見込めるだろう。
もちろん、日本でも注目株であり、viccoreのインスタアカウントでは輪入道などといった人気アーティストも多数写っている。日本のブランドながらも国外のストリートカルチャーにアプローチしているviccoreのプロダクツをぜひをチェックしてもらいたい。
【公式ホームページ】
http://www.viccore.net
【公式facebook】
https://www.facebook.com/viccorepage/
【公式インスタグラム】
https://www.instagram.com/tagosak_gori3/?hl=ja